Dear my dearest
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前のようにいろんなこと…して? そう言ったニコルの言葉にデュークは頭の中が真っ白になった。 ………今、ニコルは何と言った? 脳が言葉の意味を理解することを拒否しているようだった。 「デューク様……」 真っ赤な顔をしながらも、ニコルが身をすり寄せてくる。 「ニ、ニコル……」 「……ね、…して?」 小さな手がデュークの胸に置かれる。 少し首をかしげ、潤んだ瞳がお願い、と誘っている。 幼い媚態に脳が沸騰する。 「ニコル……!」 もう、だめだ、と観念する。 かすかに残っていた理性がガラガラと崩れていく音が聞こえるようだった。 デュークは仰向いていた身体を反転させると、ニコルの身体をその下に組み敷いた。 「デューク様……」 ニコルが恥ずかしそうに、だが嬉しそうに見上げてくる。 「……いけない子だな。知らないぞ、こんなに私を煽って……」 真っ赤に染まった頬に唇を寄せて囁く。 「もう、だめだと言っても止めないぞ。いいか?」 「うん……うん。だめじゃないもん。僕、デューク様が大好きだもの」 「ニコル……」 胸が苦しくなるほどの愛しさを感じながら、デュークはその細い首に唇を落とした。 瞬間、ピクンと身体が揺れる。 ちらりと見ると、ニコルが真っ赤な顔のまま、デュークの様子をじっと見つめていた。 デュークの視線が自分に向いたと気づくと、手を伸ばして首にしがみ付く。 「キス、して……」 今度はデュークもすぐにその願いに応じる。 先ほど味わった甘い唇をまた味わい直す。 そっと舌を差し入れると、首に回された腕に力がこもった。 おそるおそる応じてくる舌を絡めとり、唇で挟んできゅっと吸う。 「う……ふ…うっ」 ニコルの口から甘い吐息が漏れた。 その声に自分の下半身が反応するのがわかった。 逸る気持ちを押さえながら、デュークはニコルの身体を覆う寝着に手をかける。 膝上までまくれ上がっていた寝着の裾を手繰り上げ、右手を進入させる。 柔らかく滑らかな太ももの感触を確かめ、さらに上へと手を這わせる。 その手がニコルの可愛い部分に触れた瞬間、ニコルが大きく身を震わせた。 ますますぎゅっと首にしがみ付いてくる。 「ニコル……」 すでにそこは反応し始めていた。 手のひらにすっぽりと収まってしまうそこを、デュークは大切に大切に握り締めた。 「あ……あ……っ」 軽く扱くと、ニコルの口から甘い悲鳴が漏れる。 「ニコル……気持ちいいかい?」 耳元で囁く声にニコルがうんうんと頷く。 そしてもっとというように、さらに腰を浮き上がらせてデュークの手に押し付けるような 仕草をした。 その可愛らしい誘いに頭がくらくらしそうだった。 俄然、やる気になって手の動きが活発になる。 右手だけではなく、左手もニコルの甘い身体を味わおうと探索を始める。 すでに腰上までまくれ上がった寝着の裾からもう片方の手も差し入れ、みぞおち、腹、と その肌の感触を確かめていった。 胸に行き着いた手が小さな突起を探り出す。 爪先で軽く引っ掻くようにすると、身体がビクンと大きく跳ねた。 そのまま悪戯するように突起を指で弄り続けてやると、だんだんとそこが硬く尖っていく。 それと連動するように、まだ柔らかさを残していたニコルの分身もみるみる固さを増していった。 「あ……ん…デューク様…あ…」 吐息混じりの甘い泣き声が聞こえてきた。 首にしがみ付いていた腕はいつのまにか外され、シーツを握るそれに変わっていた。 波のように何度も押し寄せる快感を堪えるように、もう片方の指を噛んでいる。 閉じた目には涙が滲み、長い睫を濡らしていた。 「ニコル、そんなに指を噛んだら傷になる」 心配したデュークがニコルの口から指を外そうとした。 「だって……僕、変な声が出ちゃう……前もそうだったもの。恥ずかしい……」 真っ赤な顔でそう呟く。 デュークの顔にとろけるように優しい笑みが浮かんだ。 「変じゃないよ。とってもいい声だ。……私はもっとニコルの声が聞きたいな」 「へ、変だもん……」 いやいや、と首を振る。 「可愛いよ。とっても」 「嘘」 「嘘じゃあない。ずっと聞いていたい声だよ」 だから聞かせておくれ。 ピンク色の唇の端にキスする。 と同時に一旦止まっていた手の動きを再開させる。 「あ……ああ……んんっ!」 解放されたニコルの口から嬌声が飛び出した。 その声を聞いたデュークはますます自分の下半身が熱く滾っていくのを感じた。 |