第一回カップル人気投票第一位記念インタビュー
真木(以下、真) : |
さて、今回は初めてのカップル人気投票で一位になった二人にインタビューです。 ファビアスとサラーラです。 |
ファビアス(以下、ファ) : | 一体何事だ、これは。……サラーラ、俺から離れるなよ。どうも怪しい所だ。 |
サラーラ(以下、サ) : |
(不思議そうに周りをきょろきょろ見ていたが) うん、ファビアス様。(素直に頷く) |
真 : |
……ちょっと、あんた達……怪しいって何よ、怪しいって……。 まったく、なんで私の攻めキャラっていっつもこんな、無礼な奴ばっかなのよ。 う〜、腹立つ。 |
ファ : |
おい、何をぶつぶつ言っている。わざわざ俺を呼んでおいて何だ、その態度は。 用がないのなら帰るぞ。俺は忙しいのだ。 |
真 : | あ、こら! 待ちなさい! まだ話が全然済んでないのよ! |
サ : |
ファビアス様、このお菓子、美味しいよ? 初めて食べるけど……何だろう。 ほら、ふわふわした白いものの中に黒いものが入っているの。 |
ファ : | ん? ほお……変わったものだな。おい、これは何だ? |
真 : |
……あんた達…………… (ため息) ……それは饅頭っていって、日本の 伝統的なお菓子よ。 |
ファ : |
ほお……饅頭か……うん、あまり甘くなくていいな。これは何だ? バリッ☆ これも菓子か? ぜんぜん甘くないぞ。しょっぱいな。 うん、いける。 |
真 : |
それは煎餅。それも日本の伝統的なお菓子よ。……って、あああ! 話が全然進まない〜っ |
ファ : | うるさい奴だ。 |
サ : | パリン☆ ………もぐもぐ………僕はこっちの方がいい。(饅頭を指差す) |
ファ : | サラーラは甘いものが好きだからな。そら、これもやろう。 |
サ : | うん、ありがとう! |
真 : | こらあ! それは私の饅頭! |
サ : |
ファビアス様、僕、ケーキも食べたい。クリームがいっぱいで果物がいっぱい 乗ったおっきなケーキ! |
ファ : | そうかそうか。おい、ケーキを用意しろ。至急だ。 |
真 : |
……いい加減にしなさいよ、あんた達。……サラーラ、あんまり食べて 太ると出産の時大変なのよ。聞いた話じゃあとっても難産になるんですって。 |
ファ : |
何っ! それは本当か!! (形相が変わる) サ、サラーラっ いかん! その辺でやめておけ! |
サ : | でも、医師はたくさん食べて栄養つけなさいって言ったよ? (饅頭にぱくんと かぶりつく) ……もぐもぐ。ちゃんと食べないとお腹の子供が大きくならないって。 |
ファ : | 何? そうか。 じゃあもっと食べないとな。 |
真 : | ………子供は小さく生んで大きく育てるのがいいって言うわよ。お腹の中で 大きくなりすぎると母体に負担がかかりすぎて危ないんですって。 |
ファ : |
負担? 危ないだとっ! サラーラの体が危ないというのか! サラーラ! だめだ、もう食べるな! |
サ : |
でも医師は、たくさん食べて体力つけないとお産の時体が持たないって そう言ったもん。 |
ファ : | 〜〜〜っ 一体どっちなのだ! (ファビアス、ついにキレる) |
サ : | っ! きゃっ (突然抱き上げられて驚く) ファビアス様! |
ファ : | 医師に直接聞くのが一番早い。サラーラ、行くぞ。 |
真 : |
あ、こらっ! まだ話は全然終わってない……! ……あああ…… (すでに二人は部屋から出て行った後) ったく、結局一つも質問できなかったじゃない! あ〜〜もうっ (キ―ッとなりながらパソに向かう。そして……) 見てなさい。この分試練を大きくしてやるから………ふふ……(パコパコパコ) そして、そのまま本編の執筆にとりかかるのであった。まる。 ……………おそまつ。 |