第一回キャラクター人気投票第一位 記念インタビュー
真木かずみ(以下、真)
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: さて、本日は第一回キャラ人気投票の一位に輝いたニコルちゃんに突撃 インタビューですv ニコルちゃん、こんにちは〜 v : え? え? 何? デュ、デューク様〜…… : おい、勝手に人のものを持ち出すなっ! : なんであんたがここに出てくるのよ。今日はニコルちゃんのインタビューなのよ。 さっさと消えなさい。 : ニコル一人こんな所に置いていけるわけないだろう! ニコル、 いいから一緒に帰ろう。(ニコルの手を取る) : え? でも…… : ちょっと待ちなさい!何勝手なことしてるのよ!これはインタビューなのよ! いつもお世話になっているお嬢様方へのプレゼントなのよ! : (お嬢様という言葉にぴくりとする) …………それならば仕方ないな。ニコル、適当に答えてさっさと帰ろうな。 こんなおばさんの言うことになど、まともに答える必要はないからな。 : ちょっと、誰がおばさんですって?(こめかみがピクリ) ……デューク、あんた一生ニコルとプラトニックでいたいらしいわね。 : ………ニコル、ちゃんとこのお姉さんの言うことを聞くように。 : (不思議そうな顔をしながらも素直に頷く) はい、デューク様。 : わかればいいのよ。…って、あんた態度変わりすぎ。……なんかむかつく…… : いいからさっさと始めろ(ぎろりと睨まれる)……始めてください : まあいいわ。さて、じゃあまず、ニコル自身のことからいきますか。ニコル、年は15歳だっけ。 普段は何してるの?食べ物は何が好き? 嫌いなものは? : えっと、えっと……好きな食べ物は…アイスクリーム! この間デューク様に連れて いっていただいて、とっても美味しかったの。また食べたいです。 : いつでも連れていってあげるよ。 : 本当ですか?! 嬉しいな、 えへへv 嫌いなものは………嫌いなもの……あっ グリンピースっ! : グリンピース? あの緑の豆か? ニコルは豆が嫌いなのか? : (真っ赤な顔になって) ……だって、変な味がするんだもの……。デューク様、 グリンピース嫌いな子は嫌?(縋るような目) : そんなことないぞ!(力説) グリンピースは私も好きじゃない。カディスに言って金輪際 食卓には出さないようにしよう。 : ……デューク、あんた目尻が下がってるわよ……。 で、普段、デュークがいないときは 何しているの? : それは私も聞きたい。 : 普段は……朝、馬のダナンの世話をして、お庭でお花に水やって…あ、時々草むしりも するの。それから朝食でしょ。その後はお部屋の片付け。お勉強もしなきゃいけないし、 本を読んだりもしてる。 あっ あとデューク様のお部屋の掃除! デューク様がお帰り になって、気持ち良く過ごせるように頑張るの。 とっても楽しいんだ。 : ニコル……(感激している) : それからお料理習ってるの。お屋敷のコックさんに。僕、お菓子作りが好きv 上手に できたらデューク様と一緒に食べるのv あとカディスさんのお手伝いをしたり……お洗濯 片付けるの手伝ったり……… : ……デューク、本当にニコルってあんたの奥様? 侯爵夫人? : ……… : 僕、何か変なこと言いましたか?(首を傾げる) : い、いやっ! ニコルはえらいぞ。 そんなに頑張っているなんて知らなかったな。 : えへへv : 頑張ってるって……まるで普通の主婦の生活…… まあいいわ。ところでニコル、 その今の暮らしどう? 嫌なことない? 家に帰りたいって思わない?お父さんや お母さんに会いたくない? ; っ! 突然何を言い出す! そんなわけないだろう! なっニコルっ(顔色を変えて反論) : ………お父さん、お母さん……会いたい……(ポソッ) : !! ニコルっっっ!(デューク、ザアッと青ざめる) : 会いたいけど、でも家に帰っちゃうとデューク様に会えなくなるもん。僕、デューク様と 一緒の方がいい。 : ニコルっv : デュークのどこがいいの? そりゃ顔はいいけどねえ…… : デューク様、とっても優しいし、格好いいし素敵だし、いろんなこともご存知だし、 とってもとっても素晴らしい方です。僕、デューク様と結婚できて本当によかったって 思ってます。だからどこにも行きません。家に帰れなくてもいいです。……ちょっと お父さんとお母さんには会いたいけど……でもデューク様に会えなくなるのはもっと嫌。 デューク様が一番一番大好きなんです。ずっと一緒にいたいんです。 : ニコル……っ!(思わずニコルを抱きしめる) : 素敵……素晴らしい…… : はいv いつも僕のことを考えてくださって、この間も僕専用のお出かけ用の馬車、 造ってくださったんです。一人じゃ危ないからって。街中はいろんな人がいて、たくさん お店とか路地があって、僕一人で歩いていると絶対に迷ってしまうって心配してくださった んです。それからお屋敷のお庭に僕のために大きなプールを造ってくださろうとしたんですけど、 僕、泳ぐのが大好きだから、でもそれはカディスさんがダメって……お庭の真ん中にそんな 大きなものを造ってしまったらせっかく庭師さんが一生懸命に育てたお花とかが全部だめに なってしまうって……僕もそう思ったからそれはやめていただいたの。 でも、お庭の片隅に小さなプール造ってくださったんですよ! 僕、毎日トートと一緒に そこで泳いでるんです。 ね、とってもお優しいでしょう? デューク様って世界で一番素敵な方なんです。 : ニコル……v(感激のあまり、ぎゅうぎゅうに抱きしめる) : デュ、デューク様…っ 苦しい……っ : す、すまない……っ 大丈夫か? : ………バカップル……(ぽそり) ところでデューク、例の件は上手くおさまりそう? ちゃんと許可とれそうなの? : え? 許可? : おいっ! 何を言い出す!ニ、ニコルッ 何でもないからなっ! : デューク様、何のお話ですか?お仕事? : そ、そう! 仕事の話だ! 今、厄介な仕事があって…… : ……お体には気をつけてくださいね。 僕、デューク様がご病気になるの、嫌だ。 (途端、泣き出しそうな顔になる) : 大丈夫だよ。 可愛いニコルを心配させるようなことはしない。 : 本当? お約束、してくださる? : ああ、約束する。 : 本当に本当? もしデューク様に何かあったら僕………(デュークの胸にしがみつく) : ニコルは心配症だな。 大丈夫だと言っているだろう。私の言葉が信じられないか? : ううん………デューク様、大好きv : 私もだよ。ニコル……v : ……………二人勝手な世界に入ってしまいましたのでこの辺でお開きにしたいと思います。 皆様、こんなふざけたインタビューにお付き合いくださいましてありがとうございます。 そしてこれからもよろしくお願いいたします(ふかぶか) (まだいちゃついている二人) ……いちゃいちゃと恥ずかしいわね。……こらっ キスは家の中でしなさいっ! 私の目の前でするな―――っ!! ― 収拾のつかないまま終わる。 |