エリヤは差し出した貴方の手を握ると
いきなりぐいっと近くの部屋に引きずり込んだ。

「っ! 何するんですかっ」

驚く貴方に、前を向いていたエリヤが振り返った。
その顔はなんと………!


「残念でした。 僕はエリヤなんかじゃないよ」
振り向いた顔はエリヤではなく、なんとユールだった。

ユールは貴方を椅子に縛り付けると
楽しそうに言った。

「エリヤのパーティなんかに出させないよ。
あんなパーティめちゃくちゃにしてやるんだから。
まずは招待客を片っ端から出れなくしてやる。
誰も来ないパーティでエリヤのがっかりした顔を見てやるんだ」

そう高らかに笑いながらユールは部屋を出て行った。

縛り付けた貴方を残して。




こうして貴方はエリヤのパーティに出席できなくなりました。



………ご愁傷さまです。













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